VWのDSG、アウディのSトロニックの故障事例は、いいものを長く使う。それが本当のエコ。勘弁してください。
に集めていて、結構な情報量になっているので人気記事ですが、ルノーは?
確か2013年から日本にも順次導入されるようになったルノーのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)。
EDC(エフィシエント デュアル クラッチ)と呼ばれる乾式6速。
まだ、4年経ってない車が多いので、トラブル事例も目にする事はないのですが、ゼロではないのでまとめてみます。
まずはリコールから。
ルノー・ジャポンは8月30日、『ルーテシア』および『ルーテシアR.S.』のEDCトランスミッションに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは2013年5月10日~10月2日に製造された1036台。
EDCトランスミッションのインプットシャフトシールにて、材質の選定が不適切なため、トランスミッション内部の熱によりシールが硬化するものがある。
そのため、インプットシャフトとの接触面が早期に摩耗し、気密性が低下。トランスミッションオイルがクラッチハウジング側に漏れ、最悪の場合、発進時や登坂時にクラッチが滑り、走行が困難になるおそれがある。
改善措置として全車両、インプットシャフトシールを対策品に交換する。
また、漏れたオイルがクラッチディスクに付着している場合は、クラッチキットを新品に交換する。
不具合は290件発生、事故は起きていない。(18/8/30 レスポンス)
キャプチャー乗りのRさん。2年半、6.3万キロでトランスミッションコントロールモジュール交換だそうです。
その後が気になるのですが、負担額など見つかりませんでした。
このディーラーでも、過去同じ交換事例が1件、修理で直ったのが1件あったそうです。
18年4月 快調そのものだったキャプチャーに異変がっ!走行中、CHECK AUTO GEARBOXの文字。
走りはするものの、 ギアがうまくチェンジしていない感じ。エンジンを止めて何回か掛け直すと戻ります。
ディーラーに連絡すると「センサー関係のトラブルの可能性もあるので、 乗りながら様子を見てくださいとのこと」
その後300キロほど問題なく走りましたが、再び警告。
今度はエンジンを掛けるたびに点灯。走ることは走ります。ただ、バックを認識しないときがある。ディーラーへ。
ググってみましたが、EDCにはありがちなトラブルで、ATフルード交換やバッテリー等の原因の他、
偶数ギアの2,4,6、バックを認識しないトラブルが発生していて、その時は重症。コンピュータのリセットか、コンピュータとEDCをつなぐトランスミッションコントロールモジュールの交換が考えられるよう。(部品だけでも30万円近く)
チェックの結果、この部品の交換となりました。
距離が3千キロ超えていて、新車保証の対象外となってしまう。
ディーラーの方で、「3年以内でこれでは申し訳ない」とメーカーと交渉してくれるとのことです。
が、そこそこの出費は覚悟せざるを得ない状況。
こちらも、キャプチャー乗りのCさん。
3年で7万キロちょっとと、仏車乗りとしては、かなりのヘビーユーザーですが、
同じディーラーで、3年6万キロオーバー、ユニット自腹交換事例があったそうです。
その他、知ってる人は知っている(笑)ルノーディーラーの対応など、
初仏車をお考えの方にぜひ見ていただきたいと思ったので、少し長いですがどうぞ。
(19年の辺りでホンダ車と2台体制になったからか、その後1年半はノートラブルだったようで、メガーヌにお乗り換え。でもトラブル発生!だがルノーオーナーなら気にならないらしいw)
17年5月 6万キロ目前。この半年で、ブレーキパッド・ローター、タイヤにバッテリーも交換し万全を期してましたが、走行中に警告メッセージが点灯しギア抜けが発生。
30分程エンジンOFFで待機しているとメッセージが消え、一旦症状は解消されました。翌日Dに出向くも対応がイマイチで、別Dにて再点検。「異常ログを確認したので、メーカーからの指示待ち」てコトで1週間待ちです。
その間に再度、check auto gearbox警告点灯!
Dから「代車は今月中は貸し出し不可」「修理はいつ完済するか不明」というニュアンスを伝えられ、仕方ないので代車を自前で手配し、レッカーでDへ。
にも関わらず、夕方になって「車は一旦お返しします」と連絡が入り、「出来るだけの処置を最優先で施したので、これでしばらく様子をみて欲しい」 と言われました。?事情を追及すると、
今回の様なEDCの不具合については、メーカーからの指示に基き段階的に処置が施されるというのがディーラー対応。
で、問題箇所を特定する為に、不具合が出た側のモーター部分を、もう片方と入れ替え、普通に乗ってもらい、次に現われる誤動作(エラー)待ちってコトになってマス。
つまり我が家は試験走行を強いられてる状況。
6月 その後、千キロ走ったくらいに、走行中エラーメッセージが3秒間ほど点灯。
しかし、懸念のギア抜けの症状は現れず、Dで診断するもログが検出されず。
ログに異常が検出されない状態が安定した状態であるかと言うと、そうではなくシフトタイミングにムラが出たり、多少気になる変化(症状?)を感じるコトもあり。
7月 愛車が初車検を迎え、約一週間の代車生活デス。距離7万キロ。
その後、「必ず現れる」と言われた『次なるエラー』は出ておらず。根本的な原因と 改善への手掛かりは掴めないまま、やむなく運転を続けてマス。
本来ユーザーにとってDは頼れる窓口な筈だケドも、質疑応答は成立せず、伝言伝聞も定型通りで如何にも保身に偏った対応には理想を裏切られる思いデス。
8月 車検直後、まさかの不具合発症。先回同様のログが検出され、これに伴いユニット交換決定です。
最初の不具合発症から2ヶ月半、2,500㎞、毎日が不安でした。
「必ず再発するエラー」 と分かってて、何故この時間が必要だったか。
原因の特定は出来たのか?さらに その改善策はどうなのか?詳しい説明がない。
9月 やっと本国より部品が到着し移植完了。1ヶ月長かったケド愛車との再会は最高に嬉しかったデス。
不具合発症後に感じて来たシフトの違和感は、おかげさまで解消した様に感じマス。
Dにて詳細を確認したところ、今回交換したのはICユニットが組み込まれたパーツで、どうやら改良品ではある模様。
ちなみに同時期の部品を搭載した車で、やはり6万キロ超過で同症状に至った事例があるそうで、実費約30万円とのコト。
これから新車で購入される方は、延長保証に入っておかれるコトをお勧めしマス。
ちなみに今回の様な補償の記録は「リペア記録」として秘蔵されるものの、当事者ユーザーに対しても書面等発行はされない仕組みとなっている様です。
「欠陥隠蔽じゃないン?」 とも感じられる態勢だケド。
18年1月 7.2万キロでラジエター不具合。1か月後交換(延長保証で無料)
8月 8.5万キロでエアコンが!2度の診断でコンプレッサー交換決定(延長保証で無料)
本国より3か月かかって部品が到着(もう冬)
19年4月 9.8万キロ。1年くらい前からオイルが減る。(実を言うと、新車時から兆候はあったのですが)ディーラーに言うと、1週間後エンジン交換にしてくれた。
我が家は新車からディーラーで5千キロ毎、点検を兼ねて交換作業をお願いしていましたから、そのおかげかな。
9月 11万キロ。家に到着間近、突然エアコンが送風状態。数分後、Engine Failure Hazard !ディーラーに。
2日間の診断で不具合箇所特定が出来ず、サーモスタットの誤作動による電磁弁の不具合で、オーバーヒート寸前だったのでは?と部品交換。「様子みてください」と。
2週間後、再発!入院。車検したばかりなのに、新品のエンジンが危なかった!
12月 結局原因は、ファンの動作を制御するセンサーだったらしく入院3ヶ月ほど。
その間にカードキーが逝き計6万円。(電磁弁修理代6万円は診断ミスという事で請求なしに)
21年10月 7年目の車検前、12万キロでメガーヌスポーツツアラーにお乗り換え。
11月 1週間、800キロでギア固定の不具合!ログなし、ミッションオイルが少し減っている(漏れてはいない)リセットで様子見。
22年11月 2.6万キロ、たまに謎のエラーが表示されるくらいで良好。
21年4月追記。1.2L直噴ターボエンジンもヤバそう。まずはリコールから。
ルノー・ジャポンは11月25日、ルーテシア、キャプチャー、カングー、メガーヌのエンジンに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。(2013年5月10日~2017年11月28日に製造された1万0210台。)
対象車両は、減速時のクランクケース内の内圧設計が不適切なため、減速時のシリンダー内圧がクランクケース内圧よりも低くなり、エンジンオイルを含んだブローバイガスが燃焼室に逆流することがある。そのため、ピストンに多量のカーボンが堆積して剥離すると、排気バルブとバルブシート間に挟まり、高温の燃焼ガスが漏れ、排気バルブが溶損して、最悪の場合、走行中に警告灯が点灯し、エンジンの出力が低下するおそれがある。
改善措置として全車両、ピストン上部と燃焼室、吸気バルブを洗浄し、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換える。なお、排気バルブに損傷が認められる場合はエンジンを新品に交換する。
不具合は265件発生(20/11/25 レスポンス)
カングーMTにお乗りのKGさん。ディーラーにすぐにリコール対応を要求(代車不要)、12月末に1日預けて実施してもらったそうです。
まず今回のリコール対応ですが、ディーラーによって作業内容が異なるようです。
ピストンヘッドのカーボンを除去することに変わりはないのですが、ディーラーによっては薬剤でカーボンを溶かすのではなく、研磨剤を使ってプラグホールからリューターで削り取るところもあれば、ヘッドを外すところもあるようです。うちはプラグホールから削るやり方でした。
またエンジン交換の判断基準もバルブの溶損の目視確認結果ではなく、圧縮圧力を測って規定値以下で交換を検討するようでした。~
Bさんは18年に3万キロ弱でエンジン交換になったそうです。(16年8月新車MTを購入)
納車後2か月、共振、異音で入庫、解消。その後は問題なかったが2万キロ越えたくらいからオイル消費が。
2年ちょっと登坂中とどめを刺したようです。警告が点灯、再始動すると消えるものの、しばらくは走れたが結局レッカー。1気筒死亡でエンジン、ターボチャージャー回り一式交換になりました。(入院3週間)
19年9月 初回車検時にあわせてクラッチ、フライホイール、レリーズシリンダーが保証交換(約1年前からジャダーがあった)
Kさんは20年4月に中古3年落ち3万キロ走行、ZENのMTを購入。(16年、23万キロ走ったアルファードから)
購入店に仲介してもらい始めは3日預かりと言ってたけど10日ほどかかったそう。
ざっくり修理内容は、シリンダーヘッド開けて、シリンダーヘッドの洗浄、バルブの洗浄
(カムチェーン外さなきゃヘッド洗浄できません)専用の洗浄液に浸漬一昼夜してのブラシ洗浄、足掛け4日
ECU交換、プログラム更新(細かいことは不明、リモコンキー登録作業、予備キーも登録)
動作確認1日
こんだけかかる作業大変やルノー滋賀。
(ということで台数が多い大阪,京都からの修理の依頼が来るらしい)
乗った感じ、変化はないような気がします。
おいおいおい、KGさんのディーラーの作業とえらい違いなんですけど。
個体差と一言では済まない程に違い過ぎますよね。
庭さん、17年6月ZENの新車購入(5年乗ったCX-5XDの4WDから)
19年1月 高速走行中「どん!」という音がしたと思ったら、車ががたがた振動、加速しなくなった。直後にエンジン警告やスパナマーク等もついて、なんとか路側帯に。
エンジン内部の部品が壊れて圧縮がなくなってるのがあったようでエンジン交換に。距離2.3万キロ。
1か月ちょっとでようやく車が戻ってきた。(この間一切の連絡がないって。)
19年6月 出先で全く動かん。ディーラーに電話したら比較的近所だったのでサービスの方が見に来てくれ、バッテリーのマイナス端子外してちょっと待ったら何事もなくかかったんだけど、一応とECU交換。
そんなこんなで、奥さんの外国車に対する評価は地に落ちた。
20年6月 初回車検。3.5万キロ、前から印象の悪いディーラーだったのでSABで。費用9万ほどで済んだ。
(リコールが出て)うちのカングーが265台のうちの1台だ。
事故はないそうだけどうちは高速の上り坂&追い越しでこれが起きたので結構危なかったな~。
最初のオイル交換のとき、オイルレベルほぼ下限まで減ってたし、いろいろ思い出すと全部符合する。
リコールまで意外と時間かかった印象。
『しかしバルブに損傷があったらエンジン交換』はすごいな。
また時間かかりそうだなあ。エンジン新品になるのはありがたいといえばありがたいけども。
どちらかというとEDCの寿命が心配なのでそっちが交換になるとありがたいんだが。
ルノー・日産エンジンがベースの軽エンジンもヤバいのか?
Eさん、5年弱1万キロ乗った先代デイズNAから、20年11月現行デイズHSターボSハイブリッドに
納車直後からエンジンが3000回転以上になるとパタパタ~と異音。しかも走行開始直後の坂登れない。
1ヶ月点検で「クランク付近の異音、エンジンですね」と交換に。10日ほどで退院。
2014.12購入したキャプチャー、24000kmくらいで、Dレンジで走行中、一旦停止から、再発進できず。エンジンは、アクセル踏んでもアイドリング状態。ギアが繋がら無い様子。エンジン掛け直しで戻る。とという事象が、2回発生しました。ディーラーにてログを見てもらったところ、EDCにエラー。原因不明で、入院中。ディーラーより連絡あり、ECUのプログラム書き換え、リセットを試みるとのこと。2,3日、ディーラーで様子を見るが、症状が出無い場合は、一旦返して、様子見となったが、2,3日過ぎても、クルマが帰って来てません。ECUのプログラムを書き換えるということは、制御アルゴリズムのバグがあるかも知れませんね。(ホンダのフィットやヴェゼルの例)ユニット交換で治るとなるとECUのデバイスの問題もあるかもしれません。将来リコールになった場合には、修理費用は返金するとディーラーのメカニックさんは言ってましたが…
Hige103さん、コメントありがとうございます。
>将来リコールになった場合には、修理費用は返金する
という事は有償修理なのですね。
DCTはどこも、本体を労わるように、ダイレクト感のないように、という制御をする事で、機械としての寿命をのばそうとしているような。(なので、それが行き過ぎると動かなくなる)
制御プログラムは、日々バージョンアップしているようなので、書き換えで直るといいですね。