フォード(関係があったボルボ)のDCTはPowerShift

その後、ボルボもパワーシフト故障で修理代80万~というネタが増えてきましたので追記します。
ならないようにマメなギヤオイル・フィルター交換(4万キロ以内毎?)しかないか?

まずは、あのCGから

過日、Oが先代V60故障で5年落ちのV70に乗り換え。「後期型のT5 SEを自分で探したんっすよ~」という話が、元中古車雑誌編集者(=記者)の心をツツいた。というのも、高年式のV70で多数派なのは、エントリーモデルのT4系だからだ。大手の中古車物件サイトをさらったところ、後期型のT5 SEなんて、片手で数えられる程度しかタマが出てこなかった。
パワー信者、排気量信者でもないOが、なぜわざわざそんな希少物件に手を出したのか?
「とにかくDCTがイヤだったんですよ」 Oが所有していたV60は、1.6Lターボエンジンにパワーシフトを組み合わせたT4だった。
不具合はDCTのメカのほう。ごっそり交換する必要があり、費用は40万円と言われたそうな。内容を思えば良心的な見積もりだが、それでもOに買い替えを促すには十分だった。
もともとDCT特有のギクシャク変速に不満があったOは、「次はトルコンAT」と心に決めT5 SE(アイシンAW製のトルコン式8段ATが搭載されている。)を購入したのだ。~(19/4/22 webcgコラムより)

次はkakakuからですが、続々と被害者が。
時期的には同じ頃ですが、コメント欄の方も居るのかな?

Sさん、5年落ちV40を1年前に購入。半年前から 「トランスミッションセイノウテイカ」というアラートが頻繁するようになりました。
ディーラー「DCTの取り替え(見積もり78万)をするしかない」との回答。
最新のV40はトルコン式に変更された模様です。
修理したいのですが、金額高すぎてふみきれません。安全性能やエンジンはよいのに残念です。
8台中古外車を乗り継ぎましたが、大物が壊れなかったのは、運が良かったのだなと認識。(Golf2,メルセデスW124,BMW E46, E92, E83,Mini,Porsche 911(996)で、一番高い修理が996のATF漏れ40万円でした)
新車価格約300万円の車なのに。ちなみに新車保証は3年、中古販売店は3ヶ月でした。修理はせず壊れたら廃車にしようと思います。
kazuさん、当方も2013年式のV60を所有いていましたが「トランスミッションセイノウテイカ」が起き、1速固定となり追突事故になりかけました。
トランスミッションのオイル、フィルターを交換しましたが改善されず。
トランスミッションの載せ替えも考えましたが費用が高いこととまた同じ症状が出ないとも限らない。(他の方がトランスミッションを交換したが再発)廃車に決めました。
Cさん、ローンが終わったと同時に、トランスミッションの不具合が発生し、大きな振動を繰り返した後にエンジンが止まってしまうようになりました。
修理費用は80万円。納得がいきません。
これだけ不具合の報告が上がっているのに、メーカーは何も策を講じないのでしょうか。
東北のボルボ、繁忙期で修理もできなければ、代車も出せないとのこと。 (19年9月、価格コムより)

18/09/30公開日の記事

2016年1月日本撤退を発表したフォード。撤退した=売れてなかった訳で、
そもそもの台数が少ない分(フィエスタで年1千台弱、フォーカスで370台弱)
トラブルが起きても目にする事がないのですが、どうなんでしょう?

日本に入ってきたフォードのDCTは、ゲトラグ社と共同開発した乾式6速『PowerShift』がほとんどです。
ボルボの2009年くらいからのC30、S40、V50などにも採用されました。
本土アメリカでは、DCTの評判が良くなかったらしく、トラブルで訴訟が起きたり、
フォーカスのミッションが6ATに変更になったりしていた訳ですが、
撤退時の投げ売りで買った人も、そろそろ2年。故障話を拾ってきましたので、皆さんとシェアしたいと思います。

まずはフィエスタのTさん。ちょい乗りが多いそうで、燃費は12キロ/Lくらいだそうです。
17年3月、2.6万キロ、ちょうど車検直前にトラブル発生。

DCTトラブル発生、変速しなくなりました。変速時にまずギアが入り損ねてガリガリ。その後、何とかギアは入るのですが、増速しても減速してもミッションは変速しません。
マニュアルモードに切り替えてスイッチを操作するも反応なし。
ヤバいぞ、ヤバいぞと思いながら車間を気にしながら一定速で運転しましたが、ついに赤信号。減速。
エンジン回転は下がるもののギアは下がりません。エンストしそうになったところでクラッチが切れました。
その後は何事も無かったかのように走る。
3日後、同様の事象が発生。車検が近かったのですが、代車も確保できるとのことで、一週間早い入院が決定となりました。
果たしてどうなるか。ブレーキの利きも甘い感じがするので合わせて診てもらうことにします。
車検終了。ほぼ通すだけで10万円弱、2年点検パックをプラスして14万円弱。
DCTは、エラーログは出ていない、ディーラーの人が試乗してみても症状出なかったが、フォード本体でもこのような事象はつかんでいるそうで、保証での交換となりました。
TCM(トランスミッションコントロールモジュール)交換。(一応対策品という話)

その後、『半年時に若干の不調があったが、テスターでエラーログなし』
くらいしか見つけられませんでしたので、一応ちゃんと動いているようです。

フォード4台乗り継ぎのSさん。17年1月、3.3万キロで車検終了後にDCTトラブル

17年3月 自宅前で切り返してバックで車庫に入れようという場面で、リバースのギアが入らないということが度々。
Dに。新車保証は3年ですが、メーカー承認が下りたそうでTCM交換となりました。

こちらは、車遍歴10台以上、「給料は全部車につぎ込んできた」と笑って言える素敵なFさん。
まずはDCTトラブルを。

15年7月 1年ちょっと、1.6万キロを越えたフィエスタ。ゲトラグ製DCT(6DCT250)の不具合が出た。
先月から3週間ほどDに預けてました。DCTを制御するコンピュータのプログラムが原因と思われるものです。
2日連続、交差点右折待ち→発進→2速から3速に入るときにクラッチが切れる→エンジンが壮大に空回りして失速→本来なら2速の速度で突然3速に→慌てて停車しようとする→クラッチ切れずあわやエンスト→慌ててNに→アイドリングで落ち着く→エンジン再スタート。その後問題なし。
すぐにDに積載車で引き取ってもらうも、現象は再現できず、履歴も残ってないとのこと。
翌日DCT制御プログラムのアップデート情報を、Dのメカニックがゲット。アップデート後、試乗。症状出ず。
メーカーから、国内のフィエスタについてDCT不調の情報が複数あると聞いた。
保証期間内なので、チップそのものを交換。「チップが本国発注のため20日ほどかかりそうだ」と。
その後、チップが到着、交換。スマートキーの暗号も書き換えし戻ってきた。
10月 DCTが再度不調で入庫。
11月 またDCTの不調。自走は出来たもののミッション載せ替えになりました。
ログには何も残ってなかったし、Dで症状が出なかったのですが。
日本国内に1基だけ在庫があったDCT。保証期間内なので持ち出しはゼロ円ですが、有料だったら120万円ほどになるそうです。
とはいえ、完治する保証は100%とは言えないわけで、ともかく様子をみていくしかなさそうです。
17年1月 フォードが日本撤退となってから結構な台数のクルマを試乗したりレンタルしたりしました。
しかしフィエスタを越えるものはありませんでした。
仮に今すぐどうしても愛車を買い換えることになったならば、パッと思いつくのはフォーカスか、ジャガーXEくらいです。
DCTは載せ替え後、全く不具合が起きておりません。ちょうど転勤になって、月200キロの使用となってはいますが。
4月 車検。距離2.6万キロ、13万円也。
18年3月 4年弱、3万キロちょっとでトゥインゴに。
理由;車の保管場所を、1時間離れた実家から自宅マンションのガレージに移そうと思ったら、何と入らない!
マンション買うときはそんな話ではなかった。

という事で、ルノーのDCT にお乗り換え。
そんなFさんに興味が出てきません?

毎年20台30台試乗され、炎上商法wモータージャーナリスト の有料会員になられている、Fさん。
さすがです、ブログに愛車遍歴書いてくれてましたので、おまけでどうぞ。
(予備知識;北の国の方です。前半は、車遍歴8の時に書かれたと思われます。)

こういう方が外車乗りです。(笑)

最近は、8つの親の目が冗談抜きで厳しくなってきたので、当分はゴルフ5と付き合うことになるでしょう。
てことで、ゴルフ5の話に入る前に歴代車を振り返ってみたいと思います。
車遍歴1 92年に4年落ち、トヨタビスタ、AT、4WD。
デザインがとても好きで、特に深く考えず買った記憶があります。
足回りやマフラーなど、走りに関する部分は手を加えなかったとはいえ、初心者の頃から飛ばし屋だった自分には、車としての基本性能に物足りなさを感じるにはそれほど時間を要しませんでした。
更に、この頃から「NAVI」や「CARGRAPHIC」といった輸入車寄りの雑誌を見る機会が増え、基本性能が高いドイツ車に興味が移っていくことになるのでした。
車遍歴2 ふらっと寄ったトヨタ系列DUO。
このクラスのベンチマークと言われているゴルフを是非一度体験してみたいと思ってました。
てことで、GLi(4AT)を早速試乗。ちょい乗りしただけでしたが、ただ者じゃない匂いを感じ取った私、2泊3日で試乗車を借りることを嘆願。「いいですよ」と。
3日間驚きの連続。アクセルをそれほど踏み込まなくとも沸き上がるトルク、しっかり効くブレーキ、あり得ない速度で走ってもひたすら安定している車体などなど。
すぐGLiのMTを契約。当時のATに一抹の不安を抱いていたのが理由ですが、これが結果として吉となったようです。
それは信頼性ではなく、アクセルレスポンスの良さや山道をかっ飛ばす時のシフトチェンジの喜びとなって現れました。
とにかく楽しくて、月2千キロは走った。
マフラー、足回り、ホイル、レカロシートと、走りに関するところはひととおり交換。
他の車に目移りすることなく車検を通したのですが・・・
車遍歴3 車検後、飛び石で窓ガラス破損、石を踏んづけてホイル破損、パンク2回、WP故障、ハブベアリング交換と、数々の受難が。そしてクラッチワイヤーが切れた!
嫌気が差し、焦るようにヤナセからベンツC(W202)の中古車を購入。
「軽くぶつかってますが、デモカーあがりなので程度は良いですよ」と言われていましたが
納車日に、ショップで車を見てもらったら「ボンネットが半分以上つぶれた跡あるけど聞いてる?」と一言。
1年で手放すことに。
車遍歴4 新車323i 5AT E46初期型
ベンツが大きな事故車だったことが理由。
車遍歴5、6 323のATの感じがイヤになって、02年式ポロGTIに。
が、ワタクシの一番嫌いな「ハンドル(手)からロードインフォメーションが伝わってこない」
私を飽きさせるには時間を要しませんでした。1年後、
ゴルフ3の素晴らしさを再度楽しみたいと思い始めたところ、95年式、ゴルフ3ワゴンGLi試乗。あっという間に契約。
車遍歴7 1年後、出会ってしまったH4年式トヨタアリスト3.0V、5MT載せ替え車。
多くの調整をしないとまともに動かない改造車が多いのですが、これはほぼ完璧。
楽しくて暇さえあれば乗り回してました。
足回りのゴムブッシュの大半も社外品になっていたようで、トヨタ車独特のフニャフニャ感は殆ど無く、しゃきっとしたハンドリング。輸入車ばかり乗っていた自分には非常に新鮮でした。
しかし、楽しさと引き換えに、コストが予想以上にかかってきます。
3千キロで丸坊主になるタイヤ、あっという間にオイルがダメに。燃費5キロ/Lくらい。
それでも、いつものようにブレーキから煙が出るまで山道をかっ飛ばす日々が続きます。
ワタシの酷使に耐えられなくなったアリストは、ついに、ヤバい状況になってきてしまいます。
車遍歴8 04年 新車ゴルフ5GLi
4年乗りました。2Lのトルクフルな直噴エンジンに(但し、官能度は低い)、アイシンの6ATの組合せ。
現在のゴルフに搭載されているDSGには及ばないけど出来のいいミッションでした。
長時間乗っても全く疲れず、故障はほとんどなく、ともかく全てが高次元でバランスが取れています。
このクラスの日本車が逆立ちしてもかなわない、コストがかかった車だということはすぐにわかりました。
車遍歴9 08年4月 4年落ち、1.4万キロ、E46、330i、6MTを購入しました。実燃費10キロ/L
09年6月 車検。距離2.4万キロ。
ついでに、この1年で気になっている、2速のギア抜け(アクセルを抜いた時。)
右尾灯の電球切れ警告灯の点灯が時々光る(切れてないのに)
運転席のシートレールからのギシギシ音が。
ギア抜けについては、購入した車屋が納車時に「2速にしっかり入れないとギアが抜けるよ」とのことだったのですが、いくらしっかり入れてもギア抜け。車屋への不信感。
警告灯についても以前「接触不良な時もあるので、尾灯の電球をなんどか入れ直してみて」と言われるも改善せず。
異音については、近くのディーラーに聞いたら「サイドブレーキのワイヤーから出ているので関係ないです」と言われ。
こりゃだめだ。
そんな訳で、購入店、近くディーラーでもない、323iを購入したディーラーに。費用27万円弱。
内、結局ミッション交換だったのですが、私の負担は3割・17万円ほどで済みました。
新車から5年以内の車については、部分的にメーカー負担になる場合もあるんですね。
警告灯はテール交換1.5万円。
異音については「シートレール等の交換で10万円ほどかかる」と言われたので、今回は見送り。
エンジンオイル、デフオイルは最近ショップで交換していたので省略、車検は11万円くらいで済んでいた計算になります。
今回の車はホント気に入ってるので、大事にしていきたいです。
10年8月 ちょうど約4万キロ。
「私にとって」ゆっくり乗っても飛ばしても、こんなに楽しい車はそうそうありません。
目指せ15万キロ、といったところでしょうか。
11年5月 車検、距離4.8万キロ。25.6万円+タイヤ12万円也
車遍歴10
11年11月 新車ティグアン2Lターボ、4WD、湿式7速DSG、価格400万円オーバー購入。実燃費10キロ/L
なぜ買いかえたか?BMWはスポーツセダンでしたので、走りはすんごく楽しかったけど、長距離の疲労度はVWのほうが明らかに少ない。そして嫁さんの絶賛。
14年5月 フォード・フィエスタ1Lターボ、FF、6DCT、価格250万オーバー購入。実燃費16キロ/L
経済的な理由。「クルマなしの生活」を検討することから始まり、軽→コンパクトカーと検討。10車種弱試乗。
最後まで候補に残ったフィットHV、スイフトの3車種に絞り込み、最終的にフィエスタに。

この後、上のDCTトラブルにつながる訳ですが、
どの車もブログで「最高の車!10年、15万キロ乗るぞ」と書かれていますw
ちゃんと、お金もかけておられます。(フィエスタも、手放す数か月前に8万円でコーティング)
でも、3~4年で買いかえちゃうんですよ、きっとまた。

FPアドバイス ですか?
でも、輸入車で保証切れ前に乗り換えるというのは、ある意味コスパ良かったりしますし、
ちゃんと、400万オーバーの中古・新車から、250万、200万へとダウンサイズされてるし、
冬タイヤ必須の地域ですから維持コストもダウン。いいんじゃないですか?

奥さまに言うとすれば、試乗を止めさせる。そのために、輸入車雑誌も、ネット有料会員も止めさせる。ですね。
見ちゃうと乗りたくなる。乗っちゃうと欲しくなるんですよ、人間てやつは。
毎年20台も30台も乗ってりゃ、毎年欲しい車が1台2台と出てきますもの。

しかし北の国なのに、FFにFRに4駆、そしてRRですか。
車離れと言われる時代に、カーライフ満喫されてる貴重な存在です。

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コメント

  1. KAZI より:

    ボルボの2013年式V60を所有していましたDCTトランスミッションのセイノウテイカこれが発生するといきなり1速になるため追突事故を起こします。
    これが高速道路で起きたら思うと死亡事故につながりかねないです。
    はっきり言って欠陥品です走行の少ない車両でも発生しており保証でミッション載せ替えてもまた発生しています。
    国土交通省のホームページにはV40,V60のDCTトランスミッションの以上報告が40件程度、報告されています。
    ボルボは知っておきながら注意喚起や対策を取らない昔から隠蔽することが多々あり雑誌にも掲載されました。
    今までで一番危険を感じた車です。

    1. cia より:

      KAZIさん、コメントありがとうございます。いきなり1速になり減速とは、安全を追求してるボルボじゃないのか?と言いたくなりますよね。怖い思いをされましたね。
      DCT絶賛だった評論家どもも、さすがに苦言を口にするようになってきましたが遅い!

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