クルマをヒトに例えてみる

人間に例えてみるとわかりやすい 車とカーライフのこと

車は壊れます

クルマもヒトの身体と同じで、何万点ものパーツの集合体です。
(コンピューターは脳、エンジンは心臓、塗装は皮膚などでしょうか。)

人と同じで、寿命があります。

それぞれの部品によっても寿命が違いますから、パーツごとのメンテナンスも必要です。

が、即個体の寿命という訳ではありません。
普段のお手入れ、使い方によって、合併症で重症になることを予防したり、寿命が長くなったりするのも同じ。
(ただ、車はナマモノではありませんから、どんな大物部品も新品交換すれば、また復活!)

車検は何でしょう?

健康診断でしょうか。人間ドックまで本格的でない、最低限のチェックだけ という意味です。

車の寿命 (登録から廃車まで)はどのくらい?

じわじわと伸びてきていて約12年です。
(2018年には14年弱に。軽自動車だけだと15年ちょいに!距離を走りませんからね。)

よく、犬や猫で人と換算していますが、車も同じように考えると、
7年目の車検3回目くらいからは人間ドック的なことは、してあげてもいいのではないかと思いませんか。

車は機械なので、お金次第でなんとかなる ところが生き物と違うところ。
(とはいえ、新車の乗りかえサイクルは8年ちょっと なのですが。)

普段の食生活にあたるのは?

ガソリン、オイルなど(中に入れるという意味で。添加剤などは、サプリかな。)

そして、よく勘違いをされる自動車の保証制度。

これは保険と同じです。

=3~5年は作ったメーカーが保証をします。
その後はユーザーから保証金を集め、それを運用しています。

どこかから湯水のようにお金が沸いてきて、タダで直してくれるわけではありません。
販売店が、良心で身銭を切ってくれるわけでもありません。
(保険と同じで、期限や負担上限はもちろん、細かな字で書かれた約款があります。)
なので、故障率とパーツの値段に合わせて、車種によって払う保証金はかなり違います。
そして、運用されているだけですから、故障した人はラッキー。
故障しなかった人には安心料だった ということになります。

メーカーのレストア、リフレッシュサービスが話題に

17年12月 追記

ヒトでいうと臓器移植みたいな大手術?(機械に寿命はないと言われればないのだけど。)

海外メーカーやホンダNSXなど、高級車、生産台数の少ない車では以前からありましたが、
2017年、ホンダビートやスカイラインGT-Rの補修部品再供給や、
マツダの初代ロードスターレストアサービス・パーツ再販が始まり、話題になりました。

初代NSXリフレッシュプランは1993年から。ずっと1年以上待ちといわれるくらいニーズがある。
当時、車両本体900万円~で、もう買えない(新型は倍以上のスーパーカー別物に)事、
アルミボディが頑丈という事、相場が高値で維持されている事などもあり、
「数百万円かけても」という人が多いのは想像に難くない。(他の海外メーカーのレストアも)

では、当時ユーノスロードスター170万円~、
25年経ち、現行は250万円~(色んな装備が付き、安全性も、快適性も、パワーも上がった分)ですが、サイズアップもない原点回帰のFRオープンが買える中、果たして、商売として成り立つのか?

と思っていたら価格が発表になっていました。

基本(ボディ、鍵など)250万円からで、内装70万、機関80万、足廻り40万、エアコン25万、タイヤ・ホイール20万、
全て足したとしたら500万弱です!そりゃ、商売として成り立ちます(笑)

小ダメージの板金処理しか受け付けなかったり(放置状態でサビサビとかはダメ)、
ホロを変えるのにNBのガラスじゃなくてビニールだし、
エアコンもコンプレッサーなど再利用だし、
保証は、新品交換したものにだけ1年1万キロだし・・・。

それで500万弱ですか。
1989年~98年まで売られたユーノス・ロードスター12万台(日本国内)のうち約2.3万台と、2割弱が現存している名車。
メーカー謹製レストアサービスというだけで、絶賛すべきなのでしょうか。

メーカーが500万弱かけるのなら、現行のエンジン、機関、エアコンなどごっそり移植するくらいをやってもらいたいと思うのは僕だけ?
NSXもですが、純正状態以外受け付けないんですよね。
(「グレード違いのパーツを付けてくれませんか?」もダメ)

「ヒトの命に値段は付けられないよ」
といいますが、車をよみがえらせるのもプライスレスなんでしょうね。

今後も思いついたら書き加えていきます。

スポンサーリンク



コメントを残す



CAPTCHA


Topに戻る