車のリターンポリシーについて

※07年2月に書いた、リターンポリシー(返品・返金制度)とは に加筆した記事となっています。

結局返品制度があっても、車屋は損しない仕組み

19/9/11 いつものQAサイトで拾ったんですが、結局こんなもんです。
一部上場企業が大々的にアピールしてる、納車後の安心!返品サービスでも。
しかも、気分で返したい時でも負担(差額)ゼロ円かのようなアピールをしておいて、クサいのに46万も負担しなきゃいけない。

ガリバー店舗で、画面を見て車を購入。しかし、あまりにも臭くて乗れません。気分が悪くなります。
納車され、臭いを指摘し、ガリバーが別の業者に掃除を依頼し、天井をはがし、座席は外して清掃した。
エアコンクリーニングもしたとは言っていましたが、しかし、、臭いんです。
ガリバーのお客様センターに電話しても、これ以上は、何もできません。しか、言われません。
返品サービスを使いますが46万円も損をします。私の過失ではないのに。

ciaでは、そもそも(どんだけクサいんか分からんがw)臭いのクレームを言われるような仕上げをしないし、クリーニングで消えない臭い付いてる物件を提案しない。
返品制度を導入したなら、登録や陸送の実費以外はお返しする。
そういうものだと思うから、まだ導入できていない。

そのツケを払わされる事になる客

18/9/14 「旅の恥はかき捨て」とは、民度が・・・なんて話では済まないですね。

日本人に馴染みがない返品ポリシー、大人しい日本人=日本のコストコ客が、こいつらを支えている
と言っても過言ではない。
企業はどこかで損(このマイナス)を、得(利益)でカバーしないといけない。
それは分かるが、おかしいですよね?

人間ってやつは、
「会費払ってるし、どんだけコストコで普段買い物してると思ってるの!」と正当化する客が出てくるのだ。

でも、このテーマでは、ずっと書いていますが、導入してしまうと
笑顔で「はい分かりました。」と、返品を受けなきゃいけないのだ。
(一応、コストコでも「不当な返品が多い場合、店のマネージャー権限で会員を取り消す場合もある」と言ってるが、
みんな返品しまくってるのを見ているのだから、現場で対応するのは無理だろう。)

例外はあるものの、コストコの寛大な返品ポリシーのおかげで、会員はレシートがなくても、ほぼすべての商品をいつでも返品できる。
クリスマスツリーを1月に返品したり、食べ終えて骨と脂だけになったステーキや空のワインボトルを返品するなど、同社の返品ポリシーを限界まで利用している会員がいることは今や公然の秘密。
少なくともハワイにある1店舗は、明らかに同社の返品ポリシーを最大限に利用する観光客のターゲットになっている。
4年前に引退してマウイ島での生活を始めた、コストコ会員歴30年以上のジェームズ・ゴールデネッツ氏によると、明らかに休暇中に使ったと思われる商品を返品している観光客を見かけることは珍しくない。
同氏の最寄りのコストコはカフルイ空港の近くにあり、海沿いのホテルやコンドミニアムに向かう途中で、休暇中に使うアイテムを購入するには最適な場所~おそらく休暇のためだけに購入したと思われるカヤックやシュノーケル、マスクといった明らかに使用済みのビーチスポーツ用品を返品する会員~使用したビーチサンダルから半分飲んだウォッカまで、観光客がありとあらゆるものを返品する場面を見たことがある語った。
そして、会員たちはカヤックを400ドルで買い、1週間後に返品することで、レンタル料金を節約しているのだろうと述べた。
「こうした行為を禁止する法律があるべき」と同氏は付け加えた。
また同氏はコストコの店員は会員たちの意図に疑問を持っていないようだと語った。
店員は笑顔で、仕事の一環として対応している」~(18/9/12 Business Insiderより)

リターンポリシー先進国も疲弊

17/12/28 『リターンポリシー』先進国のワードロービング(返品詐欺)が日本でも?!と話題に。

結局、買う方も、売る方も、どっちも得をしないって話になっています。
そりゃそうだ。人間なんて、こんな消費者有利な仕組みを作ったら、上手に?否、ずる賢く?利用するんです。
売る方は、それを読んで価格設定するんです。(実際に買った人は、その返品コストを上乗せした価格で買っている)

通販や一般の店舗などを含む小売業界で、返品の制度を悪用する客が存在するという。
実際にテレビ通販の業界内で「困った客がいる」という声が上がっている。
商品を買って実際に使用した後に返品。最初から買う気はなく、商品をレンタル代わりに使用していると思われる人々が存在するという。
米国では「ワードロービング」と呼ばれ、「返品詐欺」の一種とされている。~
全米小売業連盟(NRF)のHP上のレポートに「(返品)詐欺被害はほとんどすべての小売業者が経験し、盗品に関する商品の詐欺は95%が経験している。・・ワードロービング、つまり典型例としてパーティー用のドレス、スーパーボウルを見るための大画面テレビを購入し使用後に返品するといった手法であるが、それは62%が経験済み」
返品詐欺は全米で年間91億ドル(約1兆192億円、2013年調べ)の損失を小売業者に与えるとしている。~
メーカーとして通販会社に商品を提供していたB氏は「ファッションであればオンエア後、売れた分の30%ぐらいが当日キャンセルされます。残り70%が実際に発送され、後日、その30%が戻ってきます。つまり実際に売れるのは最初に売れた数のおよそ半分。そのため半分しか売れなくても利益を出せるように、原価率20%程度の価格設定がされます」と事情を明かす。~(17/12/24 弁護士ドットコムニュースより)

原価率2割程度のモノを買わされているから成り立つテレビ通販のファッション商品の返品制度なんです!

(他のページで何度も書かせていただいてるように)ほぼ原価の車じゃムリ。

やってる所は、どういう計算で成り立たせているんでしょうね(笑)
というのがお分かりいただけるかと思い、追記しました。

ちなみに、アメリカは20年、もっと前から返品制度があり、小売店の返品率は平均すると1割前後だそうだ。
(商品によって、景気によっても、大きく異なる。
スマホなんて3割4割。リーマンショックだと平均が2割を超えた。ちなみに、日本では3%くらい。)

さすが先進国ですね。

中古車買う時は見て買え、入念にチェックしろというが

18/2/4 車雑誌の記事なので、読む必要はないです。

事故車、修復歴アリ車のお話なのですが、
車両保険使ってディーラーで直しても、ちゃんと直してないケースがある事、
しかもそうする事で修復歴ナシになってる事、
販売後エンジンが落下するような事故修理の適当さを見落として売ってた事を挙げ、
意図的ではなく?下取り査定でも、再査定でも、販売時でも、見落とす事はあります。
だから、試乗もしろ、入念にチェックしろって内容。

意図的ではない?(笑)

そうだとしよう。で、プロが見落とすような車の状態を、素人がちょっと見て、乗ったくらいで分かるのか?
ほんと、雑誌のライターって適当ですね。

そして再確認。
完全無在庫の当社は、その『目利き』をお客様の代わりにして、選りすぐってご提案しているのだった。
(画像の通り)自信がある物件しか売ってないので、これまで一切トラブルも要求もない。

返品制度は不要!

~事故修復歴のあるクルマはどんな修復をしているのか必ず説明を聞くだけでなく、可能ならば当該車両を試乗(構内でのチョイ乗り程度でも)して自分の身体でコンディションを確認することをおすすめする。
自動車販売業界に詳しいひとによると、「あるディーラーに持ち込まれた事故車両について、メカニックによりフレーム修正が必要と判断されたことがあったそうです。するとオーナーが車両保険を使って修理するというので、修理見積をオーナーが加入している保険会社に送ると、『フレーム修正までする必要はありません。見た目だけ原状回復してください』と指示がきたそうです」。
修理を任されたディーラーでは必要と判断したが、実際はフレーム修正を行っていないので、修復歴車扱いにならないことになる。
もちろんその保険会社なりの判断でそこまで修理(フレーム修正)する必要はないと判断した事象なのだろうが…。
また、「あるクルマを中古車として購入したら、しばらくしてエンジンが落下したというケースもありました。深刻なダメージを受ける事故を起こしていたのですが、その修理が十分ではなかったようなのです。しかもその状況を中古車として再販するまで結果として見落としていたのです」とのこと。
意図的に隠すつもりがなくても、下取り査定やその後の再査定でも修復内容が不十分だったりすることを見落としてしまうことも稀にだがあるのは確かなようだ。
そのようなこともあるので、事故修復歴車だから安くて良いのでは?などという前に、中古車選びは自分が納得できるまで確認しないと、思わぬ落とし穴も多く潜んでいるのである。
~中古車は古物扱いとなり、たとえ同年式同型車であっても、走行距離などをはじめコンディションは新車と異なり原則均一ではない。
そしてどこまでコンディションの良し悪しをチェックするかは購入者の自己判断に任されているので、くれぐれも面倒くさがらずに入念にチェックしてもらいたい。(18/2/2 WEBカートップより)

中古車の返品制度導入実例

15/04/23 公開日の記事

買ってみた、着てみたけれど気に入らないから返す。使ってみたけどよくないから返す。
もらったけど気に入らないから返す、もしくは他のものに替えてもらう。
ジーンズを買って1週間ほど穿いて、「いまいちサイズが合わないような気がする。」と言って交換してもらう。etc.

この欧米では当たり前のサービスとなっている『リターンポリシー』

いつか当社の中古車販売で導入したいと思っています。
ただ、当社がやると言った場合は、今導入している顧客サービスと同様、
お客様皆さまが納得いただける、平等なサービス、無条件の受付でやります。
=出来そうにない段階では、絶対にやりません

残念ながら、8年経過しましたが、まだ導入はできそうにありません。

(分かりやすく)
下は、Q&Aサイトで拾ってきた、返品サービス導入の某有名中古車屋のお話ですが、
『納車後100日以内なら返品可能!』(画像の上の部分、一部隠してますが)
『自信があるからこそできる、安心のサービス!』
といいながら、契約翌日のキャンセルさえも出来ないとか、
普通の買い取り査定額になるとか、意味不明。

他の回答の方の知り合いも、普通の買取だったとかあるし。
(「適当な作り話で他社を叩いてる」と言われてもいけないので、
Q&Aサイトから3か月分さかのぼって見つけただけでも、これ以外にも5件以上あった。)

当社がやると言ったら、こういう事は一切ない、ウエルカムな受け入れ態勢にする
=「ハイ喜んで」と、スタッフが笑顔で言えるシステム
(大赤字にならない仕組み)がないと、ムリだという事です。

日本一リピート率の低い車屋です から、30日とか100日で返品したくなるような車なんて提案しない
という自信があるから、導入の必要はないのですが。

Q1.ガリバーで中古車購入の契約をしましたが、購入車に不安があり、契約したその日に「考え直したい」と契約解除を伝えましたが、「車を発送しているので出来ない」といわれました。
やめる場合は購入予定の車を査定に出すようになると。

Q2.ガリバーで車を購入したあと100日以内に返品したことありますか?また、その際の手続きは手間がかかりますか?店の対応など教えてください。
A1.小さな字で購入価格を全額返すのではないと書いてあります
知り合いが連絡したら返品じゃなくて買い取りのような感じでかなり低い金額を提示されたって言ってました
無条件で全額返金なんて甘い話はないですね
A2. 実際にガリバーで返品しました。
手続きは面倒な面もありましたが、購入金額の5%を差し引いた金額が戻ってきましたよ。
まぁ、担当の態度と対応は悪かったです。下取りや買取りに出すよりはマシ
A3.手間掛かるしカネも支払う。もっと言うと100日じゃない。
決めるのは30日以内で、返品が100日以内
あいかわらずガ○バーは姑息で図々しい。

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