「不正車検が蔓延る理由」の記事を添削

呆れるくらいに下手クソなので、ここで添削してあげよう。

簡単にまとめると

車は3万点と言われる機械の集合体。日本での平均寿命は約13年の高額財産。
自動車ジャーナリストとして食っている人でさえ、文中にあるように点検も整備も指摘されないと気付かないのだから、一般ユーザーは指摘されても見積もりが出ても、それが
直さないといけない のか、
直した方が良い なのか、
別に今直さなくてもいい なのか
直さないでいい所を見積もられた詐欺 なのか分からない。

ここが詐欺師にとっては美味しい、車検不正が起きる原因。
何もしない激安(でもないw手抜き車検)という手もあれば、
預かった後で追加の整備箇所を指摘したり、オプションを付けさせたりマシマシという手もあるので、余計ややこしい訳ですね。

「相見積もりを」と言ってる記事を見ますが、
何もしない安い車検が、果たしてその車にとって良いのかどうか?
良いのなら分かりやすいですが、そうではない場合も機械ですから多くあるのです。
まだ、次の次の車検も通して乗り続けるという予定の方なら尚更。

という事で、もう本文は見なくていいのだがw一応触れておくと、

21年夏、中古車ライターとして20年以上のキャリアを持つ自動車ライターが、約2か月かけ中古車情報を見まくりガチで選んだ予算コミ50万ピッタリの、08年式、10万キロのMINIクーパーS。
ポータブルナビ・ドラレコを付け、内装フロアマット交換、ハンドルカバー、ドクターデオでリフレッシュ(この地点からオートバックスをご利用?タイアップ?)

1か月後、同業モータージャーナリスト試乗
「クーパーS本来のパフォーマンスから比べると50%くらいだけど、あと50万円かけてキチンとリフレッシュすれば、MINIらしさを100%取り戻せるはず。エンジンはまだ元気なのだけれど、異音と振動が本当に気になる。もしかすると」
続いて、MINIを治すプロである東京都練馬区にあるガレージカメイ練馬に
メカニックの成田栄次氏にまずR56型クーパーSのトラブルで多い部分を聞いた。
最も多いのがサーモスタッドとラインパイプからの冷却水漏れ。そして、タイミングチェーンが伸びたり、チェーンガイド・テンショナーが破損したりすること。
これを防ぐためには、サーモスタッドとラインパイプは5万km、
タイミングチェーンとチェーンガイド・テンショナーの交換は6万kmが目安(オイル管理が悪いと3万キロでも)で、
これをほったらかしで走行するとエンジンが壊れて、ディーラーだとエンジン載せ替えで約150万円の費用が掛かるという。~
エンジンのヘッド部分を外していくとなんと!!タイミングチェーンのチェーンガイド・テンショナーが破損していた!
成田氏「このまま走行していたら、年内でエンジンは壊れていましたね。ラストチャンスだったかも」とのこと。
チェーンガイド・テンショナーのアルミの部分が引きちぎられて樹種部分がエンジン内部に落ちているという状況
このMINIは新車から一度もタイミングチェーンを交換していないだろうと。(修理費用25万円)
3ヶ月、タイヤ交換(約10万円)
フロントグリルのメッキパーツが外れてしまった。(1.3万円)(ここまでベストカー連載より抜粋)

とりあえず一言。業界20年以上だろうが、
激安外車は、何か月目利きで厳選して買おうが、走行距離が少な目だろうが、こんなもんです。
即廃車の可能性もあったくらいのボロ!

新車時コミ400万弱したであろうクーパーSだから、このくらいかけても維持し続けようと思う人は居るのでしょうね。

1年半、最初は今回の車検まで所有する予定だったのが、乗っているうちにコンディションも良くなり、愛着も深まったので車検をすることに。車検費用を抑えるため、検査は自分で行う“ユーザー車検”とした。~
重要な検査はA PIT AUTOBACS 東雲で作業してもらった。~法定点検を行うだけで、オートバックスでは3時間必要となる。これだけで短時間で検査・法定点検を行うクイック車検※1は破綻していると言えるだろう。人員不足そして時間に追われたことでレクサスやトヨタの販売店の一部で不正車検が行われたのは十分納得できた。~
エンジンオイルがどこからか漏れていることが判明した。これだけオイルが漏れていると、24カ月点検記録簿は発行できないということで、修理後再チャレンジとなった。
ガレージカメイに車を持っていくと※2VANOSからの漏れであることがわかった。
この交換だけならば約3万円程度だったが、「もし2年間乗るのであれば、ここで水廻りとオイル周りの修理を行っていたほうが安心」(約22万円)と提案された。
2日で修理は完了。再びオートバックスで法定点検を行い、無事にパス。24カ月点検記録簿を発行してもらった。~
トヨタやレクサスの一部販売店だけでなく、中古車販売店でも不正車検が摘発されている。多くは検査項目を実施していなかったことによるものだが、点検の部分においても不正が行われている可能性が高いと考えられる。
人間と同じように車もかかりつけ医をもち、しっかりと定期検査を行うことが、トラブルの芽を小さいうちに摘み、安心して長く乗り続けるコツなのだ。
そのかかりつけ医となる販売店が不正を行っていたというのは、ユーザーの信頼回復の道は長いと言えるだろう。(23/6/19 現代ビジネスより)

※1クイック車検ていうのはオートバックスの4倍5倍の人員で1台をみる仕組み。
(小学生でも破綻していない事が分かりますよね)知らないなら語るな!

※2なぜ、車検もメニューにあるMINIプロショップに任せないんだ?
意味不明なケチり。
こういう事する素人が居るから、整備業界は苦労しているのだというのが分からないかな。

安さ=顧客満足度アップのサービス ではない、機械の集合体を扱う者として適切なメンテナンスがあるのだろ。

ちなみに、販売でも同じような情報格差による何でもアリな状況は発生しています。

おまけとして、20年に07年式、4.5万キロのR56(クーパー)をコミ55万円で買われたユーチューバーの車は、どのくらい壊れているかwというと

直後、エアコンガス漏れ、サーモスタットからクーラント漏れ保証修理
5千キロ走った1年後の点検で5万円
バッテリーやストップランプ、エアコンフィルター、ワイパーなどDIY
2年後車検で27万円(ブレーキパッド・ローター、ボンネットストライプ張替えなど含む)
2年半後、アイドリング不調やエンジンストールが。自己診断でプラグ、コイルDIY
が、カイゼンされず入院。6万円(タペットカバーパッキン、テンショナー、ゴムベルトなど交換)
ちょうど3年目、数日前の投稿によると、7万キロでエンジン警告点灯。レッカー。約3万円(ソレノイドバルブ交換など)

という事で、このくらいは輸入車コンパクトの10年以上落ちなら普通
と業界人は思うのですが、中には「カネかかり過ぎ!」となる人も居るでしょう。

普通なのだから、(それまで普通にメンテされていた)状態の良い物件でも起きる、消耗品の部品の寿命が来たタイミングなだけな訳です。
中古車販売契約時に、支払総額、コミ価格に、どこまでの予備整備をするのか?保証をするのか?
差額が一桁万円台では済まない、難しい問題だとお分かりいただけるかと思います。

こちらのユーチューバー夫婦は
「MINIカワイイし、フィット、ヴィッツの5億倍運転が楽しい!」
と楽しまれておられるようで、何よりです。

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