あれから4年。生産開始から、たった3年。日本価格発表から2年で終了です。
下で、アストンとしては「売れなくていい。売れちゃったら受注生産。それで儲かるような価格に設定してるし。」という車なんでしょ?
と書いたが、その想定すらも外の数字だったのでしょうね。
恐るべしトヨタ様の破壊力と、ブランド力過信の結果とでも言っておこうか。
そういえば、香港で試乗会やってたね。
評論家どもへの『まんじゅう』接待旅行の効果も、全くなし(笑)
2年前には、
今春から開始されたシグネットの欧州での受注は、意外と伸びていないようだ。
これは19日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が報じたもの。
同メディアの取材に応じたベッツCEOは、「シグネットには現在、生産上の都合で納車待ちが発生。これを嫌った顧客が、他社に流れている」と述べ、需要に見合う供給台数が確保できていない点に、悔しさをにじませている。(11/9/20 レスポンス)
言い訳(笑)
ま、もう辞めちゃうらしいし、
マイカーを震災チャリティオークションしてくれた人だから、このくらいにしておこう。
わずか3年で生産を終了したシグネットに関して、その理由が明らかになった。
これは10月8日、『ロイター』が報じたもの。
同メディアがアストンマーチン関係者から得た話として、「シグネットは販売不振で生産が打ち切られた」と伝えている。
アストンマーチンは当初、年間4000台のシグネットを販売する構想を掲げていた。
しかし、同メディアによると、この3年間のシグネットの累計販売台数は、150台に届かなかったという。
この数字が正しければ、販売目標に対して、およそ1.3%の極めて低い達成率となる。
シグネットは2011年に発売。
トヨタiQをベースに、専用の内外装を採用。
とくにインテリアには、アストンマーチンらしいプレミアム感が演出されたのが特徴だった。日本市場にも導入されており、価格は490万円。
なお、ベース車両のトヨタiQは、129-178万円と、およそ3倍の価格差がある。
もともと、アストンマーチンの顧客のセカンド/サードカー需要を満たす目的で誕生したのがシグネット。
ところが、シグネットに対するニーズは、アストンマーチンの想定を大きく下回ったことになる。(10/9 レスポンス)
最近、身近な車好き経営者の間でよく話題になる『超高級軽自動車』って、
やはり難しいのだろうな。
ニーズはあっても、少量ハンドメイドになると、
単純に足し算したら、シグネットみたいになるもんね。
でも、やってみたいな。
11年10月、ついに日本でも発売になる。
アストンの地元ヨーロッパでは、4月から発売されているのだが、やはり売れてないらしい。
ま、普通にBMWとか買うわな。3シリーズ?5シリーズもいける値段なんじゃない?
シグネットの日本価格が、475万円からと公表された。これは24日、アストンマーチンの英国本社が明らかにしたもの。シグネットの日本国内での受注開始が告げられ、価格は475万円から、納車は2012年第1四半期以降と発表されたのだ。
シグネットは、トヨタ『iQ』をベースに、専用の内外装を採用。とくにインテリアには、アストンマーチンらしいプレミアム感が表現されるのが特徴だ。もともと、アストンマーチンの顧客のセカンド/サードカー需要を満たす目的で開発された。
インテリアには、レザーやアルカンターラなど上質な素材をふんだんに使用。ハンドメイドによって作られるシートには手縫いのステッチも施される。使用されるレザーの量は、ラグジュアリーGTカー『DB9』とほぼ同じという力の入れようだ。(10/25 レスポンス)シグネットは、トヨタで製造されたiQの1.3Lを日本からイギリス・ゲイドンにあるファクトリーに送り、アストン マーティンを名乗るに相応しい外観と内装に作り替えたモデル。アストン マーティンでは「ラグジュアリー・シティ・カー」と称している。
高級なレザーとアルカンターラを贅沢に使用したインテリアは、まさに “クラフツマンシップ” の世界。センター・コンソールやステアリング・ホイール、シートなどの形状も変更されており、「トヨタのプラスティック」が顔を出す箇所は極めて少ない。
iQをこの “白鳥のひな(シグネット)” に変身させるために、イギリスの職人達は計150時間かけて作業するそうだ。
どうやらイギリスをはじめとするヨーロッパでは、アストン マーティンのウルリッヒ・ベッツCEOが期待したほど、シグネットの売れ行きは良くないようだ…という話も聞こえてくる今日この頃。そこで極東にまで販路を広げようというのが、今回の発表に至った経緯…らしい。日本では果たしてどのくらい受け入れられるだろうか?(Autoblog JP より)
ちなみに、来年から発売かと思ったらリースのみというトヨタ全力でやる気なし!の iQev やっぱりキタ! も、アストンから出すらしい。
と、話題なので乗っかってみたが、結論を書くと
アストンとしては「売れなくていい。
売れちゃったら受注生産。それで儲かるような価格に設定してるし。
メーカーごとの排出基準の枠組みに、アピれればOK。」という車なのだろう。
が、(内装をどんだけアゲアゲで書こうが)ガッカリ感いっぱいの「お値段異常♪シグネット」は、あーあ、アストンなのだ。
おまけ
iQは最近、アメリカでも販売を開始している。
これがまた悲惨な数字のオンパレードなので、ほんとは別記事にしたいところだが、
ここをよく見に来ているトヨタ関係者様には、涙モノだろうからおまけで。
>トヨタ自動車が若年層取り込みを狙って2003年に導入した「サイオン」ブランドのてこ入れのため、iQを投入して低迷する販売立て直しを図る。
サイオン部門の販売は4年連続で減少し、06年のピーク(17万3034台)からは74%落ち込んだ。ワゴン「xB」とハッチバック「xD」、クーペ「tC」の合計販売台数は今年1-6月(上期)に27%増えたものの、2万6621台にとどまり、韓国の起亜自動車が販売するボックスワゴン「ソウル」の半分にも満たない。(7/20 ブルームバーグ)
なんと!売れていないiQで立て直したいほど、サイオンひん死状態だとは。。。
xB=ルミオン、xD=イストの事。
日本でも、ルミオンは月3500台目標に対して1000台くらい、
イストは月2000台目標に対してここ1年は100台ちょっと、しか売れていないから、ひん死なのも納得。
最後にiQはというと月200台くらいは売れています。
09/07/01公開日の記事
やってしまいました。トヨタにプラスというか、アストンブランドに大マイナスイメージのニュースですね。
>トヨタ自動車は29日、iQを、英アストン・マーチン社にOEM供給すると発表した。
「シグネット」名で販売する。
トヨタの欧州メーカーへのOEM供給は、エンジンやトランスミッションを供給している英ロータスに次いで2社目。豊田章男社長が副社長だった07年に独の24時間レースに出場した際にアストン・マーチンのベッツCEO(最高経営責任者)と知り合い、検討を進めていた。(6/29 毎日新聞)
どこかに製作中の画像があったので、探してみてください。ひどいです。
(というか、「iQをアストン顔にした」というまんまです。)
日本のエアロメーカーさんの方がうまくデザインするのではないか? と、思うくらいです。
アストンのマークを付けて、いくらで売るつもりでしょうか?
まさか、1Lエンジンのままではないよね?
でも、アストンV12エンジンしか持ってないはず・・・。載っけちゃえ!
さて、iQですが、当初から書いていたように売れていません。
見た事は・・・ディーラーに置いているのを数回程度。
ヒドイ提灯記事に、大絶賛だった評論家ども、知らんぷりするな!
ちゃんと責任持って、その後も絶賛し続けろ!
ちなみに以前書いているように、iQのメインターゲット市場は欧州です。
だから、日本で売れなくてもいいんです!
え?! 欧州でも売れてない!?
1月から発売開始して、2月が日本の倍の3600台?!
(ちなみに、年間販売目標は、日本で3万台、欧州で7~8万台 の計10万台)
現在、日本の販売台数は月数百台に。
大丈夫でしょうか?
>国内で昨年11月、欧州では今年1月に発売し、計約2万1000台を販売している。(6/29 時事通信)
うわー売れてない・・・。 このままいくと年4万台。。。
やっぱ、電気自動車化ですか?!
ほー、その前に2シーター化に、スポーツカー化?
何と?!オープン2シーターにしてMR-Sの後継?
面白い!!
僕は、iQを応援しています。
(が、カネで賞を買ったり、受注台数を水増し公表したり、
などの話題工作で売さばこうという、消費者をバカにしたような行為は徹底的に叩きます。)
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