賢いクルマ選びは、賢い車屋選びから

23/10/2最新版 今さら聞けない?中古車購入基本?賢い車屋選び

ciaにご相談いただき、お客様とスタッフと一緒に、気軽な、手軽な、楽しい車選びをしていただければ
と思うのですが、「わたしは、買う過程を楽しみたいんだ!」という方もいらっしゃいます。

そこでそんな方の為に、ノウハウを提供していきたいと思います。
(2006年に書いたものに若干加筆修正しています。)

クルマの価格

クルマの値段の決まり方

まずはクルマの価格について。簡単にしたグラフをご覧ください。

中古車相場の一般的な落ち方

A部分 新車です。

新車には定価があって、値引きなどの違いはありますが、
原則的には同一車種の同一グレードで同一仕様ならば、全国のどこに行ってもほぼ同じ値段です。

(展示車、在庫車、と、登録してあるデモカー、試乗車、未使用車(=新古車)とは違います。)

登録をされてしまったら中古車です。

中古車には定価がありません。
全く同じ条件を経て中古車になることはあり得ないからです。

同一年式の同一車種、同一グレード、同一仕様だったとしても、
走行距離に違いがあったり、保管状態が違ったりしますから、全く同じ中古車はありません。
その為、中古車の値段は中古車1台1台に付けられる値段になります。

もう一つ、新車は人気があって沢山売れればメーカーが生産を増やして販売することができますが、
中古車はどんなに人気が出ても、新車で登録された以上の数の中古車が発生することはありません。

程度と人気、この二つの要素が中古車の相場を決定する基礎になっていて、緑円の縦の幅になります。
中古車の価格を左右する基本的な要素は程度。

  • 年式が古くなればなるほど安くなる。
  • 走行距離が増えれば増えるほど安くなる。
  • ユーザー名義を重ねれば重ねるほど安くなる。

これらは、「使用すればするほどクルマの状態が悪くなる」という前提があるからです。

業者間取引き価格と中古車小売価格との関係

このような様々な要素が絡み合って出てくる『業者間取引き相場』に諸経費を足したものが、中古車小売価格になります。

諸経費の中には、車屋さんの利益、陸送費、人件費、などの他に、
板金・塗装やメンテナンス整備、タイヤなど消耗品の交換、欠品の取り付けなど
クルマを商品に仕上げる為のコストがあるのですが、これが車屋さんによって全然違います。

まだまだクルマが新しいB部分だと、このコストはほとんど要らないのですが、それでも違いはあります。
C部分以降は、コストが必要になるクルマが増えてきます。(と僕は思うのですが)
購入記 を見ていますと、コストをかけず激安で売るというのが流行りなのかもしれません。

そしてよく誤解をされているのがE部分。
『業者間取引き相場』は0円に近くなりますが、販売しようとするとコストが必要になります。
ですからどんどん下がるのではなく、下げ止まります。

ただ、オークションから相場なりの値段で仕入れた中古車は、上乗せ額を大きくすればするほど売りにくくなります。
小売りにも相場があり、それを上回ると売りにくくなるわけです。

大きな利益を上乗せしても、売れずに長期間の在庫になると、在庫コスト負担が大きくなり、
かえって車屋が損をする結果になります。

そこで販売店は、仕入れ価格にギリギリの利益を上乗せした、売りやすい値を付けることが多くなります。
今の中古車市場では、悪質な販売をしない限り暴利をむさぼれるような状況はありません。
逆に怖いのが、薄利にし過ぎて商品に仕上げるためのコストをかけない(かけられない)車屋さんが増えてきていることです。
クルマは3万点もの部品によって構成されているために、いつどこに不具合を生じても不思議ではありません。
(新車でもトラブルは起きることがあるのですから。)

中古車はそれまでにどのような使い方をされたかが分からないので、可能性が高くなるのは当然です。
ただ単に『安さ』だけで購入するのは、「自分でブレーキパッドくらい交換できる」ような方以外は、止めた方がいいかも。

クルマ選びは難しい

ある大手企業が行なった中古車を購入した人へのアンケートによると、
中古車を買った理由の1位はダントツ「安いから」だったという。

確かに中古車は、新車価格よりも少ない予算で購入できます。

ただ「中古車は必ず安い」と「もっと安いクルマ、もっと安いクルマ」と安さを追い求めると、大きな落とし穴が待っています。

現在、中古車はオートオークションとITによって情報が広く行き渡っていますので、価格情報が把握しやすい状況です。
そのために業界人からしてみれば、掘り出し物は皆無。

不人気車種だったり、人気車種でも不人気カラーだったりと、目に見えるような理由ならば、一般ユーザーにも「どうして安いのか」が納得できるでしょう。

しかし、目に見えない理由で安くなっている中古車を前にすると、「目に見えない安くなる理由がある」とは考えず、
「この中古車は割安だ!」と思いこんでしまう傾向が一般ユーザーにはみられます。
(「目に見えない安くなる理由」というのは、 コンディションが悪い、などです。)

そして一般ユーザーは、「より安い中古車を見つけることができる!」と考えてしまうわけです。

ここまで読んで頂いたあなたならお分かりのように、こうした状況の下で安さばかりを求めたら、
安い中古車は手に入れられても、お買い得感の高い、割安な中古車は手に入りません。

安い中古車を購入した結果、割高な中古車をつかまされる、なんてことになりやすいのです。

また「中古車の状態を判断するために、実際に数多くの中古車を見比べたり、
初めてクルマを購入する人やメカに弱い人は、詳しい人に同行してもらうのが好ましい」といわれます。

確かに数多くの中古車を見ることはいいことですし、時間が許せば多くの人の意見を参考にするのもいいでしょう。

しかし、実際に中古車のコンディションを正確に判断するのは簡単ではありません。
我々プロでさえ正確に中古車のコンディションを判断することはできないのです。
車屋さんは、どこで何をみて車の仕入れをしているのでしょう。

実は、オートオークションで車の出品票をみて仕入れています。
そのオートオークションについて少しご説明します。

オートオークションとは

『業者専用の中古車市場』です。

展示車の仕入れの為に車を買ったり、買取り・下取り・長期在庫になってしまったりした車を売ったりする、
業者間での取引きの場所がオートオークションです。

オークション会場は会員制で、会員資格を持つ業者のみ入場が許可されています。
現在、車屋さんの在庫の9割がオークションで仕入れた車と言われています。
オークション会場は全国に約160会場あり、各会場で毎週数千台が、1台あたり10秒という驚くべき速さで取引されています。

1会場数千台、全国で数十万台の出品車輌全てを1台1台下見して回る事は出来ません。
そこで、オークション会場には専門の検査員が在籍しており、オークションで取引される中古車1台1台を検査し、出品票(車輌状態評価票)を作成しています。

その出品票で車輌の状態を確認する事が出来ます。

小さなキズ、凹みから、不具合ヶ所、外装の交換歴、塗装歴、事故歴(修理ヶ所等)、
メーター改ざんなどの重要な欠陥まで中古車の不良箇所等が一目で分かります。

この様にオークションではプロのオークション検査員により厳しいチェックのもと取引が行われますので、
知らずに事故車を購入してしまうことはありません。安心して中古車選びが出来ます。

言い換えると、業者が仕入れようとする車は、オークションが責任を持った形になるので、
出品票記載事項(例えば走行距離や事故歴の有無など)に偽りがあった場合、
仕入れた業者は取り引きをキャンセルすることができるようになっています。

このようなシステムが作られたので、販売業者が仕入れを行う際のリスクは現車確認をしないでもいいくらい少なくなりました。

オークション検査

一般ユーザーの方に
そのプロの査定員でさえ、「半年もクルマの査定を行わないと、正確な査定ができなくなる。」と言っているのです。

一般ユーザーが中古車のコンディションを判断するのは、まず無理な話といっても間違いではないでしょう。

プライスボードに記載されている走行距離と修復歴の有無などのわずかな情報だけを頼りに
何台かの中古車を見ることで、中古車のコンディションを判断するのはかなり無理のある話です。

しかも、最終的にはその中古車が価格に見合ったものかどうかも総合的に判断しなければなりません。

よく車探しの付き添いを買って出る人がいますが、
もしその方がきちんと判断できるのなら、「ぜひ車屋になるべき!」ということですね。

クルマ選びより、車屋選び

程度の悪い中古車を売る車屋に良質車はない!

車屋にはディーラー系や専業店があり、さらに大型店、専門店などがあります。
ただ、販売店の形態には現れないもう一つ大きな特徴があります。

その特徴とは、『どんなコンディションの中古車を売っているか』です。

中古車販売店のほとんどが、取り扱う中古車のコンディションを揃えています。
一つのパターンは、事故車を扱う販売店です。

事故車を扱う販売店では多くの展示車が事故車ですし、事故車でなくても事故車に匹敵するようなコンディションの車、オークションの評価が上物とは呼べないような中古車を扱います。

簡単にいうと『安く仕入れられる中古車』を扱う販売店です。
こうした販売店では良質車は扱いません。
他の展示車とあまりにも値段が違ってしまい、売りにくくなるからです。

もう一つのパターンは、その逆で、
オークションの評価が高い車(例えば書類付ワンオーナーカーなど)を扱っている販売店です。

こうした販売店は総じて状態のいい中古車を扱っています。
時に走行距離の多い中古車を展示していることもありますが、距離が伸びているだけで、
コンディションそのものはかなりいい状態を保っている中古車であることが多いといえます。

ほとんどの中古車販売店は、どちらかのパターンに分けられます。

その1 で書きましたように、中古車は値段とコンディションとのバランスで相場が形成されていますので、
販売店がどんな状態の中古車を扱っているかを見極めることが大切です。
また、その2 で書きましたように、一般ユーザーが中古車1台1台のコンディションを見極め、
どの程度の対価がその中古車に妥当かを判断することは無理だと考えます。

ただ、販売店の扱っている中古車が全体的にいいものか良くないものかくらいは何となく分かるものです。

以下のポイントに絞って販売店をみましょう。

展示車に修復歴車の数が多かったり、修復歴の記載が無い展示車が多い。
そんな販売店は、まず良質な中古車は扱っていません。

中古車情報誌のインデックスで比べて、はるかに高い値段が付いている販売店は
総じて良質な中古車を扱う販売店と思って間違いないでしょう。

割安な中古車が多い、と感じたり、中古車情報誌通りの値段だから相場並の値段が付いている、
と思うような販売店で、状態のいい中古車を扱っているような販売店はほとんどありません。

じっくり選んでいる方は、気になる車屋さんの在庫状況を見てみましょう。
一年くらい置いている車があったりしませんか?
総展示台数のうち何台在庫を売って、新しい車を仕入れるかを、業界では回転率というのですが、
理想が30%といわれています。 (つまり、3ヶ月で在庫車両が一新するのが理想!)

経営上というのもありますが、在庫車は基本的に動かさないので、置いている期間が長くなると車に良くないです。
ですから回転率が悪い車屋は、経営的にも車的にもあまり考えていない経営者だといえます。

例外として、若者が欲しがるようなSUV、VIP、スポーツ、といったジャンルばかりではなく、
GT-R、ミニバンなど、特徴のあるクルマだけを集めた専門店があります。

こうした専門店は売れ筋の車種に的を絞り、販売形態としては地域密着型ではなく、雑誌などで広い範囲から集客します。
そんな専門店では、折角雑誌などを見て来店したユーザーを離したくはありません。
というのも、雑誌などを見て専門店に来店するユーザーは、車種まできっちり絞っており、購入の意志を持っています。

あとは、そのユーザーが希望する仕様の中古車があるかどうか、予算に見合った中古車があるかどうかの問題になります。
この二つが解決すれば、ほとんどは購入することになります。

そこで専門店は、仕様に関して、いわゆる人気の色や装備の整った中古車をそろえることで来店するユーザーに対応します。
また、予算に関しては、幅広い価格帯から選べるように、安い中古車から高い中古車までをそろえます。
その結果、状態のいい中古車と悪い中古車が混在しています。

車屋さんの分類

ディーラー系

新車ディーラー系列の中古車販売店のことで、大小取り混ぜると、全国でおよそ2万拠点くらいあります。
元々は、ディーラーが新車を販売した時に下取りをした車の処理部門で、下取り車を専業店などに売りさばく(業者販売)が主な役割でした。現在はユーザーへの小売りにも力を入れています。

特徴:ほとんどが自社銘柄の車
主な仕入れルートが系列ディーラーの下取りなので、乗り換える車が『同じメーカーの車』ということが多いからです。
キャンセル車、試乗車など新車に近い車を狙うならまずここ。
デメリット:買取り専門店が増え、人気車は競合で高く買ってしまっている=販売価格も高め。

専業店

中古車を専門に販売する販売店で、事業規模は、個人経営の在庫数十台規模から株式を上場している大手まで。
(零細企業がほとんどですが。)
サービス体制や保証の充実などが、それぞれの販売店の資金力や姿勢によって様々です。

特徴:売りやすいクルマ(=人気の高いクルマ)を展示する傾向が強い。
言い換えると、動きの早い車種を扱う販売店が多くなります。
デメリット:需要の多い車種は業者間で取り合いになりがちで、仕入れ価格が高くなり、市場価格も割高になりがちです。

専業店の中には特定ジャンルだけを扱う専門店があります。
例えばオフロード4WDや1ボックス、GT、軽自動車、あるいは格安車だったり、
特定の1車種(GT-R、プリウスetc)だったりと、形態はいろいろです。

特徴:その分野の情報が豊富で、扱い車種のタマ揃えもよく、メンテナンスのノウハウも蓄積しています。
もし欲しい車が決まっていて、該当するような専門店があったら、一度出掛けてみて相談してみるのもいいかもしれません。
デメリット:専門店は店舗数が少なく、どんどんお客が来店するわけではないので価格がやや高め、という傾向が見られます。

在庫販売の車屋さんの最近の動き

相手を知れば、おのずとどう行動すればいいのかが見えてきます。
そこで、一般ユーザーの皆様に、最近の業界の裏事情を少し。

最近の急速な情報化社会へのシフトによって、中・小規模の車屋さんの集客力がどんどん下がっています。

車体色が10色以上ラインアップされたり、車の寿命が伸びて選べる車種が増えていること、
また、一般ユーザーの趣味・趣向が細かくなっていることや、
インターネットなどで全国の中古車情報を入手することが出来るようになったこと、などから
一般ユーザーの「欲しい」と思う車が、事前段階でピンポイントに絞られてきているようです。

そこで、1000台規模の展示車両を持つ大規模店が増えてきていますが、
1000台あっても、一般ユーザーの気に入るクルマは1台あるかないか。

また、地方では盛んにフェア・イベントが行なわれています。
地域の中古車販売店が在庫を持ち寄って行われる中古車フェアです。
一般ユーザーとしては、一度に色々な車を見れるというメリットがあり、
中にはイベント価格になっている車もあるので、
イベント開催がちょうど車購入時期に重なる方は足を運ばれてみるといいかもしれません。

が、販売店の集客力低下の打開策にはなっていない。
それどころか、フェアがマンネリ化している地区の中・小販売店では、『フェアでしか売れない』という逆効果に…。
「大規模店有利」を小規模販売店が自ら暴露しているようなもの。

ロープライス中古車の流通が活発になり、保証付販売が少なくなっています。
在庫コストがネックになる在庫販売の車屋さんで、この傾向が強くなっています。
「あなた、ちゃんと車を見て買ったでしょ!?」
「あなた、試乗して買ったでしょ!?」
「このクルマで、って納得して買ったでしょ!?」
と言われて泣き寝入りさせられてしまうというケースが、大規模販売店でも増えています。

オークション代行

手数料ビジネスです。オークションに出品される車の情報を見ながら、欲しい車を探し、いいのがあれば契約(仮?)
オークションに参加して、落札してあげる。そして、その車を陸送し、名義変更をしてあげる。
という代行屋さんです。

特徴:普通の車屋さんの仕入れ価格+手数料で買えるのだから、お買い得!
(必ずしもそうではないのだが、それはまたどこかで)
デメリット:一般ユーザーの皆様に今一度念押ししておきます。これは車屋ではありません。

普通の車屋さんは、仕入れ価格に利益をポンと乗せているだけではないのです。
考えてみてください、オークションに出てくる車はどういう車か。
基本的には乗らなくなって、下取り・買取りに出た車です。
多くは不具合があったり、「車検代がかかるから」というような理由で手放された車です。

普通の車屋さんは、それを商品にする為に修理をしたり綺麗にしたりして、展示車にしているのです。
(そうでない車屋もありますが。)
そのコストが含まれた価格が一般ユーザーへの販売価格ですから、代行屋さんで買うよりも高くなるのは当然です。

代行屋さん登場から20年が経ちますが、「安いから」と、
どんどん代行屋さんに流れているかというとそういう気配もありません。

やはり物が車だけにリスクが大きいのです。
自己責任ということをお忘れなく。

欲しい車が、国産で、高年式なら(リスクが少ないので)検討されてもいかもしれません。

買取り店

25年くらい前に登場。ガリバー、アップル、ラビット、カーセブン、などFC展開している会社から個人商店まで様々です。
一般ユーザーから買取り→オークションで業者に売るというのが基本的なビジネスモデル。

最近は、オークションで業者に売るのではなく、一般ユーザーに売る(直売する)ことに力を入れている会社が多い。
特徴:ディーラーよりも高く愛車を買ってくれる。
(きちんと相場に基いた価格を出してくれる。)
デメリット:上の代行屋さんと同じで、車屋ではない。
ほとんどが整備工場を持っていなかったり、保証があいまいだったり、の現状販売。

個人売買仲介

今後伸びてきそうなビジネスモデルです。
流通コストをカットするということが目的なのですが、まだこれ!というものは出てきていません。
特徴:流通コストがカットされるので、安く買える、高く売れる。実は、海外ではこれが主流。(アメリカでも)
デメリット:価格がオープンになってくるので、自然と手数料ビジネスになる。(=薄利になる)
そうすると、保障面や整備などにコストを回せないので、
結果的に中古車のリスクがより鮮明になり、「車は新車!」となりかねない。

現在、オークションを通過する流通が9割と成熟している日本の中古車流通の中で、
個人売買でちょうど欲しい車が見つかるかどうかが、未知数。

詳しくは、個人売買仲介、フリマサイト乱立

整備工場・板金工場

宣伝をしませんから、一般ユーザーにはあまり知られていませんが、工場でも新車・中古車が買える所が多いです。
特徴:メインの仕事が車検や修理なので、後々安心。
販売がメインではない(=儲け主義ではない)為、格安車が見つかる可能性あり。
デメリット:メインの仕事ではないので、対応が遅くなりがち。職人さんが多いので、接客業は苦手な方が多い。

などがあります。
それぞれ、メリット・デメリットがありますので、自分に合った車屋探しをしましょう。(車探しよりも大事!)

日本の中古車は世界一

世界一壊れない車は日本車! これは、もう疑いようのない事実です。

日本車ほどメンテナンスをほとんどしないで、何年も何万キロも走り続ける自動車はこの世の中には存在しません。
外国車はこうは行きません。

では、「外国車は日本車に比べてすぐ壊れるのか?」と言われれば壊れますが、それは=品質が悪い ではなく文化の相違だと言えます。

日本車が、世界中の車の中で驚異的な耐久性なのです。
日本人の車の基準は日本車なので、「外国車は壊れやすい」ということになっています。

外国車というものは、そもそも日本車と考えが違い、
定期的にメンテナンスをし、消耗品を交換してやることが前提で作られています。

エンジンや、ボディなどの耐久性は日本車よりももっと頑丈に作られていますが、
ゴム類やベルト、その他の細々とした消耗品を交換してやることを前提として作られています。
ですから、消耗品を定期的に交換してやると、いいコンディションで長く乗ることができます。

日本人が日本車の感覚で外国車に乗っていると、このメンテナンスをしません。
よって、壊れてしまう=壊れやすいと言われているのです。

なのに、驚くべきことにそんな日本車が多い日本にだけ『10年10万キロ寿命』という神話があるのです。

海外では16年落ち19万キロ、 18年落ち22万キロ、20年落ち30万キロでも値段が付いて車が売れます。
「ほんと?」と思う方がいらっしゃいましたら、海外の中古車検索サイトを御覧になってみてください。
アメリカの大手カーオークションサイト eBay
【関連】
13/8/11 日本のみなさん、もっともっと車に乗ろう! (17/1/6 データ追加しました)

最近の新車CMで、よく「環境にやさしい」と言っているのを耳にしますが、
1台クルマを生産するのにどれだけ環境を破壊する行為をしているのか、
新車を買うことで捨てられた1台のクルマを潰すのにどれだけ環境を破壊するのか、
ということはメーカーは絶対に言いません。

環境のためにも、もっと中古車に乗りませんか。

日本は新車と中古車の販売比率が、なんと欧米諸国の2倍もある贅沢国になってしまっています。
(新車:中古車が日本は1:1、欧米諸国は1:2)

絶対に新車より安く買えますし、3年~5年落ちのクルマも、きちんとメンテナンスをすれば10年でも15年でも走ります。

アメリカの車を輸入して売っている車屋さんに聞くと、
アメリカは2年で5万マイル走った車(日本で言えば過走行の車)とかは普通にあって、大体新車の半額くらいで売っているらしい。
それを日本に持ってきて、メーターを1万マイルくらいにして、登録して
(アメリカでの)新車価格くらいの値段を付けて売っている車屋が結構あるらしい。(これは犯罪です!)

話がそれましたが、言いたいのは、
それくらい価格と走行距離、程度のバランスへの、日本人の固定観念が強すぎるということです。
(メーカーがどんどん新車を買って欲しくて、10年10万キロ寿命神話を作り上げたと言われています。)

しかも、平成からの品質アップは段違いです。
それが分かりやすいのが、軽自動車。
8年前に10年落ちの軽ってかなりボロに見えませんでしたか?
今は、10年落ちの軽って普通にいいでしょ?!

ポルシェは、廃車率が20%だという話を聞いたことがあります。スゴイですよね!
創業から50年以上経過しているのに、80%の車は捨てられず、車として存在しているのです!※追記あり

日本も、そろそろこういうことが車選びの基準になってもいいと思うのですがいかがですか。

当社はそんな事を考えて、よりよい業界になるように、
本当の意味で地球にやさしい、お財布にもやさしい車選びを提案しています。

追記

2015年 工場で生産された70%以上のポルシェの車両が世界中に現存している。

2017年 メーカーによる部品の復刻、再販の話題で台数が出てきたのですが、
マツダ・初代NAロードスターは、12万台中2.3万台が現存=約19%。(1989~1998年販売)
ホンダ・ビートは、約3.4万台中2万台が現存=約60%(1991~1996年販売)
だそうだ。

当社HPのアイコンとしても使わせていただいてるNAロードスター。世界にファンが多い車種でも、たった2割弱。
S660に乗り換えた方が多いと聞く(それまで大事に大事に乗られていた)ビートでも6割。

ポルシェ(911)の愛され方が、どれだけ異常なのかが分かりますね。

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コメント

  1. 匿名 より:

    分かったような口利くな!ぼけ

  2. 匿名 より:

    まじうぜぇ

  3. C.I.A. より:

    だったら、見るな。

C.I.A. へ返信する コメントをキャンセル


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